防災まちづくり学校

 令和2年度防災まちづくり学校の受講生募集にあたり、防災まちづくり学校を企画運営する「防災まちづくりの会・東久留米」代表の郷野正臣様からコメントを頂きましたのでご紹介いたします。

防災まちづくりの会・東久留米 代表 郷野正臣様より

2020/6/6記

 

 令和元年(2019年)12月に中国の武漢で発生した新型コロナウイルス感染は瞬く間に世界各国に拡大し、5月末の世界の感染者581万6千人、死者36万人の犠牲者を出している。感染経路不明で見えないウイルス感染の基本予防対策として日本の都市部では、不要不急の外出と多くの人との接触を避け、密集、密接、密閉を避けて、家にとどまる事、日常の手洗い、マスク着用を励行するようにした。一極集中都市型の日本の政治、経済、社会に及ぼしているコロナウイルス禍は国家危機的な異常な混乱をもたらしている。

 日本は緊急事態宣言を発令し、その後の感染動向を判断して解除をしたが、第2、第3波と感染拡大危機感もあり、まだ安心できる状態ではない。5月末の国内感染者は1万7千人、死者874人になった。

 日本は過去の地震や火山噴火、異常気象がもたらす大型台風、大雨、洪水、土砂災害、熱中症などで多くの犠牲者を出した。そこから私達は、備える事の大切さを学んだ。

 

 市の教育委員会主催で「市民大学中期コース」として防災まちづくり学校は平成15年に始まり防災・減災の大切さを普及啓発活動の柱として自主・企画運営をしてきました。昨17期で、380数名の修了生は、それぞれの地元で防災のリーダーとして活躍しています。

 1月から震度4クラスの地震が多発しています。もしここで、首都直下地震が起きたら、大型台風、大雨洪水などで非難する事態になったときは避難所運営をどうするのかの課題が取り上げられました。行政も私達も改めて避難所運営対策を考えておくことが求められ、この学校でも皆さんと意見交換したいと考えます。

 驚異の新型コロナウイルス拡大感染が加わり、「自分の命と家族の命を守り、互いに助け合い、公助(公的生活補助、援助)を待つ」自助、共助、公助が一層強く求められます。

 今年度18期の防災まちづくり学校は8月から9月まで、全7回、体験学習も含め行います。毎年、6月15日の市報で受講生募集をします。東久留米を災害に強いまちにすることを目指し、みんなで頑張りましょう。

 

防災まちづくりの会・東久留米 郷野正臣